【連載第12話】「安く買って転売!?」準備から波乱含みだった、初めての弾丸海外トリップ

弾丸サーフトリップを決めたものの、私の海外旅行経験はゼロ。しかも今回は一人旅だ。まずは航空券の手配から始めることにした。
ネットで調べると「2月のフライトを安く抑えるなら、3ヶ月前の11月頃が狙い目」とあったため、その通りにマレーシア経由の格安フライトを購入した。しかし、サーフボードを持って行くには手荷物を預ける必要があり、追加料金が片道約1万円。弾丸のわりに出費が重なっていく。
そんな時、バリ島滞在経験のある職場の後輩から耳寄りな話を聞いた。
「バリはサーフボードがめちゃくちゃ安いですよ!日本の半額くらいで買えますから、絶対買ってきたほうが良いです!」
当時、私が憧れていたケリー・スレーターのシグネチャーモデル(ファイヤーワイヤーの『ガンマ』)が出たばかりで、喉から手が出るほど欲しかった。しかし日本で買うと約20万円。とても手が出ない。それがバリなら10万円ほどで手に入るという。
「いくら安いと言っても、トリップ代だけでもかかっているのにボードまで買うのは……」と躊躇したが、当時ヤフオクを使い始めていた私はふと思った。
「あわよくば10万円で買って帰って、日本で少し上乗せして売れば、今回の旅費の足しになるのでは……?」
妄想は膨らみ、現地でハードケースもフィンも買い揃えて帰る計算を立てた(※リーシュコードだけは日本から持参した)。帰りの便もしっかり追加手荷物の枠を予約し、準備は万全(?)のはずだった。
だが、最大の課題は「現地での移動とサーフィン」だった。
なにせ初海外で一人旅、しかも滞在はたったの2泊。迷っている時間はないため、現地サーフガイドを頼ることにした。
ネットで日本語対応のガイドをいくつかピックアップし、2箇所にメールを出してみたが……数日待っても返信はゼロ。「まあ海外の業者なんてこんなものか」と諦めかけつつ、3箇所目を探した。
そこは日本人スタッフもいて、LINE対応可能とのこと。ダメ元でLINEしてみると、なんと1時間も経たないうちに丁寧な日本語で返信が届いた!
ガイドなしの弾丸旅になるのではと猛烈に不安だっただけに、まさに救われる思いだった。朝到着のフライトに合わせて、到着日と翌日の2日間、無事にガイドを予約することができた。
こうして不安と期待が入り交じる中、私は成田空港へと向かった——。